「東北の紅葉時期2020」見頃が11月の山形県の立石寺(山寺)
東北の2020、山形県の立石寺(山寺)の見頃情報と周辺情報などご紹介します
東北地方の紅葉スポット・紅葉の名所を訪ね、今回は、山形県の立石寺/山寺(りっしゃくじ/やまでら)へご案内します。
一般には「山寺」と称され、最寄り駅も「山寺」で、しかし正式名称は[立石寺]と言われ、参拝に訪れたら、先ずは上るコトで、1015段を登り切るとその苦行も吹っ飛ぶ下界の絶景を味わえます。
紅葉が見頃の10月中旬から11月上旬にかけてサクラ、カエデ、ブナなどの木々が見事に彩づき、コレだけでも拝観する価値があり途中、芭蕉が句を詠んだとされるせみ塚(閑さや岩にしみ入[いる]蝉の声)もあり周囲は景色を楽しめる場所が沢山ありますが、上る(登山感覚?)ことを優先しておかないと「挫折」するかも!初めて行く方は「一気に上る」コトをおススメします。
休み休み行くと「せみ塚」で挫折することがあり、貞観2年(860)、慈覚大師創建と伝わる天台宗の古刹で、1689(元禄2)年に奥の細道行脚の松尾芭蕉も立ち寄り、宝珠山全域を境内とし、岩の急斜面にへばりつくようにして諸堂が散在します。
1015段の石段を上った奥の院からの眺めは最高で、冬の雪景色と並んで、全山紅葉に彩られる秋の景観もすばらしく 山寺の別名の通り延々と階段を登った先にあり、階段は比較的整備されていて登りやすいのですが、ところにより段差の急なところもあり、 登ったあとに見える景色は絶景です。
東北地方の紅葉オススメ名所、山形県の立石寺(山寺)
貞観2年(860)に比叡山延暦寺の別院として慈覚大師により創建された天台宗の古刹で、室町末期に戦禍にあい、建物の多くが焼失しましたが、天文12年(1543)に復元されました。
山門から石段が奥の院まで続き、頂に鎌倉時代建立といわれる山門は、登山口にあり、急斜面に老樹の茂るなか大仏殿のある奥之院まで800段を超える石段が続きます。
そそり立つ凝灰岩に堂宇が張りつく姿は、水墨画を見ている様で、奇岩怪石の山寺全山がカエデに包まれ絶好の景観となり、奥山寺遊仙峡、面白山紅葉川渓谷の紅葉も素晴らしく、目を奪われる色彩美の世界が広がります。
立石寺(山寺)の所在地
山形県山形市山寺4456-1
●問い合わせ先
山寺観光案内所
TEL:023-695-2816
●拝観時間
8~17時(受付は~16時30分)※季節により変動あり/無休
●拝観料金
大人300円、中学生200円、4歳~小学生100円
立石寺(山寺)の見頃時期
立石寺(山寺)の紅葉が彩づき始めるのが10月中旬で、見頃時期が11月上旬になります。
混雑状況
観光地として多くの人が訪れる山形県の「立石寺(山寺)」ですが、秋の紅葉シーズンは、さらに訪れる人で混み合いますので、時間に余裕を持ってお出かけになることをオススメします。
立石寺(山寺)への交通アクセス方法
✅ 公共交通(鉄道)を利用の場合
JR仙山線「山寺駅」~徒歩7分で「山寺登山口」
✅ 車を利用の場合
山形道~山形北IC~国道13号線~8km(約15分)
または、山形道~山形蔵王IC~14km(約18分)
立石寺(山寺)の駐車場情報
立石寺(山寺)に実際に行った口コミ
立石寺(山寺)の苔むした石段は、予想以上に長い石段で、松尾芭蕉のように一句作ろうかと思っては見たものの、石段の険しさに俳句どころではありませんでした。
頂上まで登ると秋の日の赤や黄色に気持ちの良い景色が広がりますので、頑張って歩いて来て良かったと思いました。
立石寺(山寺)周辺のホテル情報
✅ 美味求真の宿 天童ホテル(立石寺 から 6.8 km)
〒994-0025山形県 天童市 鎌田本町2-1-3
TEL:023-654-5511
ホスピタリティあふれる宿です。
✅ いちらく(立石寺 から 6.7 km)
山形県 天童市 鎌田本町2-2-21
TEL:023-654-3311
和風で落ち着きのある温泉宿です。
✅ ほほえみの空湯舟つるや(立石寺 から 6.7 km)
山形県 天童市 鎌田本町2-5-14
TEL:023-654-2051
食事ガ美味しく、部屋も落ち着ける宿です。
立石寺(山寺)周辺の食事・グルメ情報
✅ 門前cafe(立石寺 から 0.2 km)
〒999-3301 山形県山形市山寺4427
TEL:090-6684-5522
山寺に登るなら「ココ」で力をつけてから。
✅ 楽水庵 いずみや(立石寺 から 0.2 km)
〒999-3301 山形県山形市山寺4417
TEL:023-695-2524
山寺の麓でほのぼのと寛げる店です。
✅ 美登屋(立石寺 から 0.3 km)
〒999-3301 山形県山形市山寺4494-5
TEL:023-695-2506
山形名物だしそばが食べれます。
その他、東北地方の紅葉スポット
●中尊寺(岩手県)
奥州藤原氏4代の廟所であり、金色堂で有名な古刹で、嘉祥3年(850)に慈覚大師によって開かれた天台宗の東北大本山で、世界遺産にも登録されています。
中秋の頃にヤマモミジやイロハモミジの木々がが鮮やかに彩づき、表参道の月見坂の入口で弁慶の墓と伝えられる五輪塔を見て、約1kmの坂を上り、中腹の東物見台からは、束稲山(たばしねやま)と北上川が一望でき、杉木立の中に点在する堂塔を見ながら進むと金色堂が見えてきて本堂では座禅と写経の体験(各1000円、要予約)もできます。
●八甲田山(青森県)
八甲田とは、南八甲田、北八甲田両連峰(青森市街から見えるのが1585mの大岳を主峰とする北八甲田)で、田茂萢(たもやち)岳にはロープウェーが架かり360度のパノラマが楽しめ、 津軽平野、陸奥湾、遠くは北海道までも見渡せます。
山頂付近は初秋に、山腹付近は中秋に、山麓付近は10月中旬から色付き始め、ブナやミズナラの天然林は紅葉が美しく田代平(たしろたい)北西の馬立場(うまたてば)には、映画「八甲田山」で知られる、八甲田雪中行軍遭難の後藤伍長の銅像が立つています。
●秋保大滝(宮城県)
山形県山寺(立石寺)の奥の院といわれる「秋保大滝不動尊」の裏手にある秋保大滝は、名取川の全水量が瀑布となって落ち込む(高さ55m、幅6m)雄大な滝です。
二口峡谷を流れる名取川の上流地点で、幅6m、落差55mの大滝で、国指定名勝で、和歌山県の「那智の滝」、栃木県の「華厳の滝」とともに「日本三大名瀑」と呼ばれ、滝の周囲にはモミジやカエデ、ナラなどの樹木が秋なると赤や黄色に彩づいて見事な紅葉の色彩美を見せてくれます。
岩場との絶妙なコントラストを描き、この時期の錦秋は格別に鮮やかで、訪れる人たを楽しませていて、階段が整備されているので、滝壺まで行って、大迫力の滝を間近で見ることができます。