「東北の紅葉時期2020」10月から見頃を迎える青森県の白神山地
東北の2020、10月見頃の白神山地の情報&駐車場・ホテル・アクセス・混雑情報などご紹介します
東北地方の紅葉スポット・紅葉の名所を訪ね、今回は、青森県の白神山地(しらかみさんち)へご案内します。
青森県の白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部の県境にまたがる広大な山岳地帯の中心部に位置します。
日本の固有種のブナの林で覆われた1万6971ヘクタールのエリアが遺産地区として登録されている「白神山地」で、10月上旬からブナ、カエデ類、ヤマモミジ、オオカメノキ、タムシバなどの木々が赤や黄色に彩づき始めます。
10月中旬から10月上旬に見頃を迎え、この原生的なブナは、かつて日本中に見られていましたが現在、手つかずの天然林として残るのはこのエリアのみで、東アジアでは最大級のスケールを誇り、ブナを中心とする動植物の自然の生態系を知るうえで非常に貴重です。
その他500種類以上の植物が生育し、そのうち24種は、ここ白神山地を北限とするもので、ツキノワグマやニホンカモシカといった哺乳類や、絶滅が危惧されているイヌワシやクマゲラなどの鳥類に、2000種類以上の昆虫類が生息しています。
世界遺産の白神山地についての資料展示や大型映像を通してわかりやすく紹介する施設の「白神山地ビジターセンター」は、子供にもわかりやすいように模型やジオラマなどを使って展示し、ブナの森や生き物の生態系について学べる施設です。
映像体験ホールでは一日に数回、大型スクリーンで白神山地についての映像が見られ、迫力ある大画面で世界遺産の自然を感じることができ、トレッキングや散策へ向かう人々に対しての情報発信拠点の役目も兼ねています。
東北地方の紅葉オススメ名所、青森県の白神山地
青森県の白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部の県境にまたがる広大な山岳地帯、その中央地帯に位置する、原生ブナの林で覆われたエリアが世界遺産地区として登録されています。
白神山地に植生するブナは日本固有種で、その昔は日本中に見られていましたが、今では、手つかずの天然林として残っているのはこの白神山地のみで、白神山地へと続く岩木川上流、通称「目屋渓」沿いの紅葉は見事で、ブナをはじめ、カエデ、ヤマモミジなどが美しく彩づきます。
世界遺産の小径のブナ林散策道は、世界遺産地域内を気軽に歩くことができるコースで、白神山地の奥深いブナ林の紅葉が手軽に楽しめます。
白神山地の所在地
青森県中津軽郡西目屋村(11月上旬頃~4月下旬頃まで冬期閉鎖)
●問い合わせ先 (白神山地ビジターセンター)
TEL:0172-85-2810
白神山地の見頃時期
白神山地の紅葉が彩づき始めるのが10月上旬で、見頃時期が10月中旬から10月下旬になります。
混雑状況
世界遺産委に登録されている観光地として多くの人が訪れる山形県の「白神山地」ですが、秋の紅葉シーズンは、さらに訪れる人で混み合いますので、時間に余裕を持ってお出かけになることをオススメします。
白神山地への交通アクセス方法
✅ 公共交通(鉄道)を利用の場合
JR奥羽本線~「弘前駅」~車(約1時間)
✅ 車を利用の場合
白神山地の駐車場情報
白神山地に実際に行った口コミ
秋の白神山地で、ブナの原生林の中を散策するとブナよりも背の低い植物たちが、先を争って太陽の光を求め、上から見るとブナ以外に生えていないのかと思われますが、ブナの原生林に入ると、様々な植物が生えていることがわかりました。
白神山地周辺のホテル情報
✅ 天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前(白神山地 から 32.1 km)
〒036-8203 青森県弘前市本町71-1
TEL:0172-37-5489
ホテル屋上の露天風呂は最高の癒し空間です。
✅ アソベの森 いわき荘(白神山地 から 24.1 km)
〒036-1343 青森県弘前市大字百沢字寺沢 28-29
TEL:0172-83-2215
ラックスできるホテルです。
✅ アオーネ白神十二湖(白神山地 から 18.3 km)
〒038-2206 青森県西津軽郡深浦町松神字下浜松14
TEL:
ログハウスでのんびり。幻の魚イトウを食べられる宿です。
白神山地周辺の食事・グルメ情報
✅ アクアグリーンビレッジ ANMON(白神山地 から 7.1 km)
〒036-1424 青森県中津軽郡西目屋村川原平字大川添417
TEL:0172-85-3021
白神山地散策の拠点で、宿泊、入浴施設、レストラン、売店などがあります。
✅ 産直ぶりこ(白神山地 から15.3 km)
〒018-2617 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台5
TEL:0185-70-4020
産直品の販売や軽食もありますが、さるなしのソフトクリームは絶品です。
✅ れすとらん いさりび(白神山地 から15.3 km)
〒018-2617 秋田県山本郡八峰町八森字御所の台51八森いさりび温泉ハタハタ館
TEL:0185-77-2770
和洋中、何でもそろう総合食堂です。
その他、東北地方の紅葉スポット
●鳥海山(山形県)
鳥海山は、標高2236mの東北第二の高い山で、頂上は山形県遊佐町にあり、秋田県と山形県にまたがり、出羽富士あるいは秋田富士とも呼ばれて、昔から信仰の霊山として崇められてきて、鳥海ブルーラインの紅葉は初秋旬に色付き、10月の中旬から下旬にかけてが見頃で、大平山荘周辺にはナナカマド、ミズナラ、ブナ、カエデなどの落葉樹があり、高瀬峡の遊歩道や二ノ滝のブナ林も、同じ頃に紅葉の季節を迎えます。
東北の2020、10月から見頃を迎える「鳥海山」の詳細はこちら
●八甲田山(青森県」
八甲田とは、南八甲田、北八甲田両連峰(青森市街から見えるのが1585mの大岳を主峰とする北八甲田)で、田茂萢(たもやち)岳にはロープウェーが架かり360度のパノラマが楽しめ、 津軽平野、陸奥湾、遠くは北海道までも見渡せ、山頂付近は初秋に、山腹付近は中秋に、山麓付近は10月中旬から色付き始め、ブナやミズナラの天然林は紅葉が美しく田代平(たしろたい)北西の馬立場(うまたてば)には、映画「八甲田山」で知られる、八甲田雪中行軍遭難の後藤伍長の銅像が立つています。
●栗駒山(宮城県)
標高1626mの活火山で、岩手、秋田、宮城3県にまたがる東北の名峰の栗駒山の中腹には温泉が湧き、ブナの原生林や湿原など手つかずの自然が残り、栗駒山を中心に周辺の自然景観が国定公園に指定されていて、山裾には、ナナカマドやブナ、カエデなどの木々が秋になると鮮やかに彩づいて見事な紅葉に包まれ、紅葉を気軽に眺めるのなら、宮城県側の「いわかがみ平」から山頂を目指すのが歩きやすくオススメで、山頂からは「神の絨毯」と言われる息を呑む景色が眼下に広がり、栗駒山周辺には、昔ながらのひなびた名湯も多く存在しています。